新人として、医療機関で働き始めた看護師が一人前になるまでには、さまざまな試練があります。
学校で学んできた知識やスキルは氷山の一角なので、現場で本当に使えるようになるまでには長い道のりがあるでしょう。
しかし、就職してから、看護師としての能力を育むこと以上に大切な試練が待ち受けていることは覚えておかなければなりません。
良好な現場環境を手に入れ、良い立ち位置で働けるようになるかどうかは初日にかかっています。
初日には現場で働いている看護師に初めて会うことになり、最初に全体の前で自己紹介するように求められるのが一般的で、この際にどのような第一印象を与えたかによって看護師間での位置づけが決まってしまうことが良くあるのです。
良好な人間関係を築き上げるのは、看護師として同じ職場で働いていくうえで重要なことでしょう。
その基礎となる部分が第一印象で決まるので、予め現場の様子を調べておき、好意的に受け入れてもらえるように立ち振る舞いましょう。
現場でどんな人が好ましいとされているかを想像し、それに自分の姿がしっかりと合っていると伝えることを目指して適切に立ち振る舞う心がけをするのが大切です。
この初日の試練を乗り越えられると、先輩からも親切に立ち振る舞ってもらえることが多く、看護師として働くのも楽しくなります。
新人として新しい医療機関で働き始めるときには必ず通過しなければならない試練なので、新卒で就職するときだけでなく転職のときにも心しておきましょう。
1日目の試練もさることながら、度々訪れる試練に備えて、当ブログだけではなく『がんばれ!看護師一年生』も併せて読んでおくとより安心して看護師の仕事をまっとうできるようになるはずです。